刺さない鍼「ていしん(てい鍼)」、やけどをしないお灸「電子温灸」など。
写真手前:ローラー鍼 奥:てい鍼
鍼と針はちがいます。鍼は注射針のように太くないのでそもそも痛くないのですがやはり金属の棒を体に入れることに抵抗感がある方もいらっしゃいます。鍼にも様々な形が存在します。上写真のローラー鍼、てい鍼などは刺さない鍼として知られています。金属の棒をツボにあて効果を出します。
てい鍼は古代から使われてきたものでその歴史も長いです。時代ごとに様々な形で登場しますが古典に記載されたてい鍼について書いていきます。
「霊枢」管鍼扁第七より
・ 病、脈にあり、気少なく、当にこれを補うべきものは、これを取るに井栄分兪にてい鍼す
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病が経脈にある時は井栄輸経合の手足の五兪穴を補って治療するという意味です。経脈を整える為の鍼として紹介されています。
電子温灸
電気で温めるタイプのお灸です。やけどしません。心地よい暑さを感じます。痛みを和らげる効果などが期待できます。
・・・上記は一例ですが刺さない、やけどさせないといった方法でも鍼灸は対応できます。ご相談ください。