月: 2022年12月

    初回相談時にお聞きすること。

    以下のようなことは初回の相談時に必ずお聞きしますのでご準備しておいていただくとよいかもしれません。

    (1)今現在何で困っているか?=主訴

    何がつらいのか?、どこがつらいのか?、痛いのならばいつ痛いのか?(朝・昼・夜・寝ているときなど)、どのように痛いのか?(じんじん痛い・じわじわ痛いなど)

    (2)現在治療中の病気?=現病歴

    いつ、どこで、何と言われたか?(診断時期、診断名)、どのような薬を飲んでいるか?(お薬手帳なども見せてもらうことがあります。お薬手帳を用意しておくことをお勧めします)どんな検査を受けたか?現在かかっている病院名

    (3)過去にどんな病気をしたか?=既往歴

    いつ、どこで、どんな病気だったか?(診断時期、診断名)、どのような治療や手術をしたか?

    (4)体調や体質

    お酒やたばこやお菓子など嗜好品の状況、血圧や血糖値、便秘や下痢などの消化器の状況、睡眠時間の状況など問題や悩みはないか?

    (5)生活状況

    家族と住んでいるか?一人暮らしか?生活上の悩みや不安はないか?など

    (6)希望・要望

    施術を受けていつまでにどうなりたいか?よくなったら何がしたいか?どんなことに気を付けてほしいか?など

     

    ★余裕がある方はこちらから弊所の初回問診票PDFをダウンロード、印刷していただき先に記入していただいても結構です。

    鍼灸の保険診療は「痛み」に対して有効、とご説明することが多いです

    健康保険で行える疾患は「6つ」です。

    ・ 神経痛

    ・ 腰痛症

    ・ リュウマチ

    ・ 五十肩

    ・ 頚腕症候群

    ・ 頚椎捻挫後遺症

     

    ですがこれらは「痛み」を伴うことが多いです。もちろん痛みだけではないのですがご自身で判別できない方には「痛み」に対して鍼灸は効果的ですし保険が適用されることもありますよとご説明しています。とくにご高齢の方などは「痛み」に悩まされていることが多いです。持病がたくさんあり沢山薬を服用していてこれ以上薬を飲みたくないと鍼灸で痛みの緩和を期待する方も多いです。薬以外の選択肢になれるということは鍼灸の一つの強みです。

    また痛みの原因は疾患だけではなく心理や社会面の影響も大きいです。1対1でお話をしながら直接、肌に触れる鍼灸治療はリラックス効果が高くそういったことからも痛みに対して効果的なことが多いのです。

    痛みで悩んでいる方はまずはご相談ください。

    刺さない鍼「ていしん(てい鍼)」、やけどをしないお灸「電子温灸」など。

    写真手前:ローラー鍼 奥:てい鍼

    鍼と針はちがいます。鍼は注射針のように太くないのでそもそも痛くないのですがやはり金属の棒を体に入れることに抵抗感がある方もいらっしゃいます。鍼にも様々な形が存在します。上写真のローラー鍼、てい鍼などは刺さない鍼として知られています。金属の棒をツボにあて効果を出します。

    てい鍼は古代から使われてきたものでその歴史も長いです。時代ごとに様々な形で登場しますが古典に記載されたてい鍼について書いていきます。

    「霊枢」管鍼扁第七より

    ・ 病、脈にあり、気少なく、当にこれを補うべきものは、これを取るに井栄分兪にてい鍼す

    病が経脈にある時は井栄輸経合の手足の五兪穴を補って治療するという意味です。経脈を整える為の鍼として紹介されています。

     

    電子温灸

    電気で温めるタイプのお灸です。やけどしません。心地よい暑さを感じます。痛みを和らげる効果などが期待できます。

    ・・・上記は一例ですが刺さない、やけどさせないといった方法でも鍼灸は対応できます。ご相談ください。